【ありのままの自分とは?】について考えてみた。「ありのまま」って何だろう??

ヨガエッセイ

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ありのままとは?

「ありのまま」

いつの時代にも、よく聞く言葉だ。

最近は「風の時代」という言葉と共に、更に耳にする機会が増えたように思う。

人それぞれ「ありのまま」の定義は違うかもしれない。

違うことに何の問題もない。

大事なのは、自分にとっての「ありのまま」を、自分自身が理解していることではないか。

では、私にとってのありのままとは何か…

考えてみた。。

私にとっての「ありのまま」とは「嘘のない心に従って生きること」だ。

心の声や直感に従って生きること、楽しむこと、素直であることがありのままだ。

自分の奥底の感情や声に蓋をしない。

蓋をするどころか、その声のままに動くのだ。

そう思うようになったのも

そう行動できるようになったのも

「本当はこうなのに…」

と、本当の自分を押さえつけて生きる時期を経験したからだ。

その経験が、改めて「ありのままの自分」で生きることの幸せと心地よさを教えてくれた。

それぞれが、日々様々な経験をする。

どれも同じ経験はない。

例えば「結婚」と言っても、その中身は100人いれば100通りだろう。

同じニュースを見たとしても、人それぞれ感じ方は違う。

ネガティブな面にフォーカスするか、ポジティブな面にフォーカスするかも人それぞれだ。

全ての経験に同じはないのだ。

経験は、個人のものであり、誰にも奪うことのできない財産だ。

経験から学ぼうとすれば、そこから価値を生み出すことができる。

しかも、そこには「自分らしさ」が付随される。

まさにあなただけの価値だ。

常に経験から学び行動することで「ありのまま」の自分も成長を続けるのだろう。

ありのままが難しくなる理由

ありのままでいることが難しくなる理由。

それは、他人の価値観が自分の行動軸になるからではないだろうか。

他人の価値観の枠内に納まるように生きようとするほど、ありのままの自分から遠ざかるだろう。

人と比較することで幸せの尺度を測れば、幸せの基準は自分軸から他人軸へと移行する。

世の中の流行り、顔立ち、服装、体型、持ち物、家庭環境、友人、彼氏、彼女、旦那、嫁、子供、財力、仕事、社会的地位、プライベートや生き方…等々

比較対象の例を挙げるとキリがない。

幸せの基準を外に求めれば「足りない」の連鎖が始まる。

幸せの基準を自分の内側に持てば「満たされている」連鎖が始まる。

何かを選択し行動する際に、自分自身がどう感じるかより「人がどう思うか」を基準に選択・行動を続ければ、ありのままの自分が分からなくなるだろう。

私にとってのありのままは、自分の心に正直に在ることだ。

時に、それが難しい場面があっても、自分の本音を理解していれば大丈夫だ。

そうすれば、他人に「A」と言われたから私は「A」なんだ。「A」でいないといけないんだ。「A」であらねば。と言うような呪いにかかることはない。

他人が私を「A」と言っても、本当の自分は「B」だ。

これを自分が理解していれば、振り回されることがなくなる。

そして受け流すことができるようになる。

人の言葉ほど無責任なものはないのだ。

ありのままの自分は、悲しい時に「悲しい」と言って、我慢せずに泣ける自分だ。

怒った時は怒る、嬉しい時は笑う、寂しい時は寂しいと言う、感謝や愛情の言葉は伝える。

ありのままの自分は、本当に自分が望んでいることを1番理解している。

「自分軸」を理解すると、自分勝手になることなく、周りと調和しバランスを取れるようになる。

ありのままの自分でいるために

「ありのままの自分」が分からなくなるのも自然なことだ。

誰にも、ありのままの自分でいる方法など教わらない。

日常には、自分を見失うのは簡単なほど沢山の情報が溢れている。

音、文字、景色、映像、人の言葉…

色々なものに振り回されそうになる。

情報社会の中で、自分のペースで、自分らしく、ありのままで過ごすことのほうが、もはや難しいかもしれない。

しかし、どんな時代でも「ありのままが難しい」という人はそう言うし「ありのままの自分を理解できる」と言う人はそう言うのだと思う。

結局のところ、何事も難しくしているのも、簡単にしているのも、自分自身が決めたこと、信じたことに過ぎないからだ。

ありのままの自分に戻るには、まず「人から評価されることを目的とした自分」「本音に蓋をして飾った自分」「こうするべき!こうであるべき!」「こうしなければダメ!」の呪縛から自分を解放する必要がある。

なぜならこれは「本当の自分」ではなく、「他人軸」を中心にあなたの世界が進行しているからだ。

他人中心に進む道は、ある意味では楽かもしれないが、長く続けることで無責任で、自暴自棄で虚無感に襲われる原因になるだろう。

「ありのまま」でいるために…

まずは、本当の自分はどうしたいのか?を知る必要がある。

ありのままは「自分中心」?

自分中心というとネガティブに聞こえるかもしれない。

だが、自分中心とは決してネガティブな言葉ではない。

なぜなら自分中心と自分勝手は違うからだ。

自分中心に生きるとは、まさに自分軸を大事に生きることだ。

決して、他人と協力しない、調和しない、自分の好き勝手に行動し周りに迷惑をかけると言う意味ではない。

忘れたくないのは、全員が自分中心に生きているということ。

自分を中心にした生き方以外できるわけないのだ。

自分は自分でしかなくて、他の誰にもなれないのだから。

そして「自分軸」を理解すれば、人にも同じように大事にしているものが在ることが理解できる。

だからこそ、自分と同じように他人の大事なものを尊重できるようになり、いい距離感を保て、良好な人間関係を築くことができるようになるのだ。

自分中心であることは悪ではない。

自分勝手であることは周りを振り回し、傷つけ、信頼を失うことにも繋がるだろう。

自分中心と自分勝手は別物だ。

あなたの、ありのままとは?

さて、あなたの感じる「ありのまま」とはどのような状態だろうか。

好きなもの、好きなことは何だろう?

これまでの人生で、大事にしてきた価値観は?

その軸にある情熱は?

どんな時に幸せを感じる?

何が苦手で、何が嫌い?

今辛いこと、無理していると感じることは?

今1番自分に必要だと直感的に感じることは?

理由は分からないけど惹かれることは?

そんなことを紐解いていくと

少しずつ「ありのままの自分」に戻れるはずだ。

ありのままの自分は、いつも笑顔だ。

どんなにボロボロになって帰ってきても、あなたを責めない。

「やっと、帰ってきたか〜!おかえりー!」

ってな感じで、優しいハグで迎えてくれる。

1番の理解者で協力者かもしれない。

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Saori

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